5.対人恐怖症、社交不安障害(1)




中学1年の時に、僕は対人恐怖症、社交不安障害を発症しました。ここでは、その原因、および、当時の症状について書いていこうと思います。



発症
 中学1年の時、同じ班になった女子達がいました。最初はその子達と、仲良くもないですけども、仲が悪いということもない、知り合いといった感じの関係でした。どうも、一緒にい辛いけども、だからといって、一緒にいて困るほどの関係ではなかったんですね。

 ある日、僕は同じクラスの男の子と口論になりました。そして、それがエスカレートし、殴りあいの喧嘩になってしまいました。僕は喧嘩は弱くはないので、すぐに一方的に相手を殴る状態になってしまいます。昔から、キレたら怖いたくちゃんとして、男の子達に恐れられていた僕なのです(笑)。そんなわけで、喧嘩は僕の一方的な勝利に終わりました。

 すると、、そんな光景を見ていた、同じ班の女の子が、僕のことを叱責し始めました。「暴力男!」って。それ以来、同じ班の女の子達は僕を毛嫌いするようになりました。そればかりか、いきなり喧嘩を売ってきたり、大人しく座っている僕に、消しゴムのかけらを、後ろからぶつけてきたりするようになりました。すっかり嫌われてしまった僕なのでした。それ以降、その傾向は女子全体に広がっていき、僕は、女子のほぼ全員から嫌われる状態になってしまいました。

 中学1年生といえば、思春期が始まる頃です。そんな僕は異性に興味を持ち、親しくなりたいと思っていましたが、クラスのほぼ全員の女子に嫌われ、嫌がらせを受けたりし続けたことで、親しくなりたい気持ちを完全に否定されてしまいました。それが、あまりにショックだったせいか、僕はそれ以降、女の子が怖くなってしまいました。











学生生活
 その後、一年が経ち、クラス替えがありました。僕を嫌っていた女子達とは完全に違うクラスになり、僕を嫌っている女子はいなくなりました。僕が小学生の時に好きだった子とも一緒のクラスになれて、喜んだものです♪ 僕は1年の時のように女子との確執が起きないよう、仲良くやっていけるように、女子と接しようとしました。

 しかし、1年生の時の心の傷からか、女子の前でどうしたらいいのか、すっかり分からなくなってしまっていました。女子の前に出ると、上手く話せないのです。酷く緊張して、態度がぎこちなくなったり、どもったりするようになってしまいました。そんな状態だったので、女子とまともに話すことができず、仲良くなることもできませんでした。

 次第に、僕はそのような状態が苦しくなり、女子と話すことが出来なくなってしまいました。極力、女子を避けて学校生活を送るようになりました。遊ぶのは男子だけで、女子はほとんど無視してるような状態でした。たまに女子が話しかけてくれたんだけど、しどろもどろの回答しか出来なくて、それが僕の女子が苦手な気持ちに拍車をかけるのでした。

 また、1年生の時に女子達からいじめられた記憶からか、女子が怖い気持ちもありました。次第に女子が何かしゃべっていると、僕の悪い噂をしているんじゃないかとか、女子に見られていると、僕が変に見えているんじゃないかと恐れるようになっていきました。そして、僕は2年、3年と女子に嫌われていると思い込んで、学生生活を送るようになり、そのまま卒業したのでした。

 ちなみに高校は定時制で、女子がほとんどいなかったので、不良たちと楽しい学生生活を送ることができました。ただ、女子がほとんどいないせいで、高校生活の4年間、女子への恐怖がさらに膨らんでいっていたようです。女子と全然接していなかったものだから、女子が何を考えているのかが分からなくて、未知の存在である女子が、より恐怖の対象になっていきました。










高校卒業後
 高校を卒業して、僕は社会に出ました。社会に出てみて、気付きました。僕は女性恐怖になってしまっていたんだけれども、いつの間にか、恐怖の対象が女性だけではなく、男性にも及んでいたことに。その結果、僕は、家族や友達以外の全ての人間が恐怖の対象になってしまいました。

 こうなると、どうしようもありません。例えば、床屋さんに行きたくても、従業員が怖いものだから、床屋さんにも行けません。髪を切ることも出来なくなりました。また、外に出るために服が欲しかったのですが、店員が怖くて服を買いに行くこともできなくなりました。コンビニにも入れない始末です。しまいには店という店に入れなくなってしまいました。

 そんな僕も、自動車の免許が欲しかったので、自動車学校に通う決意をしました。対人恐怖でも、なんとか、入校式を乗り切ることができました! そして、技能教習が始まりました。これが対人恐怖の僕にはきつすぎました。見知らぬ男性と狭い車内で二人きりになり、しかもその男性が、僕にああしろ、こうしろと命令し、時には叱られたりするのです。僕はあまりにも苦痛に感じ、自動車学校をやめてしまいました。

 その後、会社に入社してみたりもしましたが、やはり対人恐怖のせいで、一日しかもたないことばかりが続き、僕はだんだんと自分に自身をなくしていきました。自信をなくした僕は、だんだんと外に出ることすら難しい状態になっていきました。そして、とうとう、外に出られなくなってしまったのでした。













|5.対人恐怖症(2)|5.対人恐怖症(3)|トップ|