「人が怖い」から「人が大好き」になるための マニュアル




1.自己分析



1.あなたは自分のことを知っていますか?


 テレビドラマなどで、よくこんな台詞が登場します。「自分のことは、自分が一番よく知っている!」というものです。「そうそう、全くその通りだ」と思う方が、この世の中には大勢いるようです。確かに、自分のことは、自分が一番分かりやすい立場にいますよね。自分が考えていることは、他人には見えませんから、自分にしか分かりません。

 自分がこれから何をするのかも、何に悩んでいるのかも、何が好きなのかも、何が嫌いなのかも、自分にしか分からないものです。ただ、実際はですね。あなたが自分のことを分かっているという場合、それはあくまでも、あなたの目を通して見た自分の姿。その自分の姿のことが分かっているのです。あくまでも、その程度の話であって、それがあなたの真実の姿かどうかは、全く別の話なのです。

 そのことを頭に入れて、冒頭の「自分のことは、自分が一番よく知っている!」という言葉を考えてみると、彼が知っているのは、本当は彼の真実の姿ではない可能性がある場合があるわけですね。彼は虚像の自分を自己として認識していて、真実の自己を認識していないかもしれないのです。

 その場合、とても困ったことが起こります。というのも、虚像の自分を自己として認識しているとしたら。たとえば、「私は〜したい」と思っていると自分では認識していて、実際にその欲求を満たすために行動したとしても、なぜかいつも心が満たされないままになってしまいます。

 なぜならば、それはあくまで虚像の自己の欲求であって、真実の自己の欲求ではないからなのです。本当には望んでいない欲求をいくら満たしても、心は満たされないのですね。また、真実の自分を知らなければ、人前での振る舞いがおかしくなります。

 そこで、あなたは考えなければなりません。あなたが自分自身について認識している自己というものは、果たして本当に、自分の真実の姿であるのかということをです。もし、あなたが考えている、自己の姿が真実のものではないとしたら、上述のように、とても困ったことになるのですから。

 あなたの自己認識が、あなたの真実の姿とは、少し違っていたとしたら。そして、そのことが、あなたが「人が怖い」ということに繋がっているのならば。あなたは自分の真実の姿を、まずは知らなければなりません。自分の真実の姿を知って初めて、自分がどうして「人が怖い」のかを知ることが出来るし、それならば、どうすれば、「人が大好き」になれるのかを、知ることも出来るからなのです。









2.無知を自覚しましょう


 さて、まず最初にお断りしなければならないことがあります。私は自分の真実の姿を知ることが大事だと発言しましたが、厳密に言いますと、人間は自分の真実の姿を、正確に知ることは出来ません。というのも、人間は所詮人間であり、私でもどんな天才でも、程度の差こそあれ、所詮は馬鹿な存在だからなのです。私は、それをあなたにも自覚して頂きたいと思っています。

 なぜならば、くどいようですが、人間という存在は、ついつい、「自分のことは、全部知っているんだ」と、それが自明の理のように思い込んでいるからですが、そのようなことは、実際には不可能だからなのですね。所詮、人間ですから、自分のことなんて、たいして知ってはいないし、正確にも知ってはいないのです。なので、人間は自分のことについて、驚くほど無知だということを、自覚してください。

 そのような自覚の上に立つと、人間は初めて、自分のことを知ろうという意欲が出てきます。知っていることなら、誰も改めて分析して、調べてみて、真実に辿りつこうなどとは思いません。ですが、知らないことならば、分析して真実に近づこうと思えるようになるのです。

 そして、人間の素晴らしいところは、所詮、人間ですから、真実には辿り着けないということを知りながらも、真実に限りなく近いところまでは、辿り着けるのです。そして、あなたに必要なのは、この真実に限りなく近いところまで、自分のことを分析して知ることなのです。

 それは、あなたにも、もちろん可能です。なにしろ、英語の授業で19点を取った経験がある、私のような、本当に頭が悪い人間でも、大丈夫だったのですから(笑)。あなたも、自分の真実に近づくチャレンジを始めてみませんか?(^-^)

 そのために、まず、あなたは自分に言い聞かせましょう。「私は自分のことは、何もかも知っていると思っていた。でも、もしかしたら、まだ知らない自分があるのかもしれない。しかし、知ろうとすることは出来るんだ。そして、限りなく真実に近づくことが出来る!」と。

 その自覚から始めましょう。あなたも自分の真実に近づくチャレンジをしてみましょう♪ それは、新しい発見の連続であり、時に辛いこともありますが、基本的には楽しいことです。楽しんで、やっていきましょう♪









3.自分を知るための準備





 自分を知るためには自己分析のための書籍をさがしてみてください。それらの書籍のうち、あなたが気になったものを時間をかけて、ゆっくりと読み進めていきましょう。適当に読んでいては駄目です。あなたは自分を知らなければならないのです。そのための方法を今は学ばなければなりませんので、必死になって、その方法を頭に叩きこみましょう。重要な箇所のみにアンダーラインを引くなり、重要な箇所をノートに記載するなどしながら、読み進めていきましょう。

 そうして、最低5冊から10冊は読んでみてください。そうすれば、結果として自分を知るための方法が、頭の中に刻み込まれて、自分を分析できる状態になることでしょう。しかも、心理学や哲学など、様々なアプローチによってです。これが、今後の人生であなたが生きていくための大切な財産になります。と同時に、私のマニュアルを理解し、実行するための最低限の準備になるのです。

 と同時に、私があなたに、最低でも5冊から10冊の読書を勧める理由が、もう一つあるのです。それは、あなたが私のマニュアルを実行するために、どうしても必要な能力です。むしろ、これからお話しする理由の方が、私のマニュアルを、あなたが実行する上では重要ですし、なにより、あなたの今後の人生にとって非常に重要なのです。その理由を以下に列挙します。





・ 文章を読んで確実に文意を理解する能力を身につける。

・ 文章の論理を理解する能力を身につける。

・ 論理の構造を知り、正確に理解できるようになる。

・ 文章の構成の種類を知り、それを理解する。

・ 表現の仕方を知る(後に必要となってきます)。

・ 書籍を読むことで、活字を読むことに慣れる。

・ 論理的思考が可能になる(これが最も重要です)。





 と、いうように、以上のような理由があるからなのです。これらの能力は皆さん例外なく日常生活に支障がない程度には備えています。ですが、これを読んでくださっているように、なんらかの理由で人が怖くなったり苦手になったりした方の場合は、日常生活に支障がないレベルよりも、もう少し高い水準の能力がある方がよいのです。

 そのようなわけで、あなたもそれらを身に着ける必要があります。なぜならば、それらの能力が、私のマニュアルを実行するには、どうしても必要になるからです。あなた自身を助けるために、努力してください。そして、論理的思考が出来る能力を具えて下さい。





4.自分を知る喜びを味わいましょう♪


 あなたは、努力して私が求める能力を身に着けて下さったはずです。心理学者や哲学者などが提唱している、自分を知るための方法を身に着けてくれましたね? そして、私が重要視する論理的な思考も身に着けてくれたに違いありません。もしも、まだ身に着けていないのならば、身に着けられるまで頑張ってください(^-^) 充分に身に着いたという方は、私と一緒に先へ進みましょう♪

 あなたは、自分が身に着けた、自分を知り、分析するための方法を。そして、論理的思考でもって、自分を分析し、自分の真実の姿を知ることが出来るようになりました。もう、以前までの、あなたとは違います。あなたの思考は、今まで曖昧にしか認識できなかったものまで、論理的に分析することにより、今まで以上に、鮮明に認識できるようになったのです。

 自信を持って、自分のことを見つめてみましょう。今までとは違って、驚くほどに自分のことが分かるようになっています。たとえば、このようなことを分析してみてください。自分が過去になぜあのような行動をしたのか。なぜ、あのように考えたのか。なぜ、自分がこの趣味をしているのか。なぜ、あの人と友達でいられるのか。なぜあの人が嫌いなのか。なぜ、あの人が好きなのか。

 今までとは違って、面白いように、その理由が分かることと思います。あなたは自分を知るための方法を知ることと、論理的思考を獲得したことによって、自分を分析できるようになったのです。まずは、こうして、自分のことを分析して、楽しむことから始めてみましょう。自分のことが分かるようになると楽しいですよね(^-^)

 楽しんで自分を分析して、「自分って、本当はこんな人間だったんだ!」と、知る喜びを存分に味わってください(^-^) そして、自己分析に慣れてきて満足したら、自己分析の訓練は終了です。そう、ここまではあくまで、自己分析の訓練だったわけなのですね。

 しかし、あなたは持ち前の努力でもって、ほぼあなたの真実に近づけるほどの、自己分析が出来るようになりました。準備は終わりました。さあ! これからは、私と一緒に自己分析を始めることにしましょう♪





5.自己分析する際に注意すること


 自己分析を始めるにあたって、とても重要なことがあります。ここでは、それについて説明することにしましょう。このことを知らないと、いくら分析しても、結果が見当違いのものに必ずなってしまうのです。何を知らなければ、ならないのかと言いますと、それは、真実と事実の違いについてです。これらのことを、自己分析する前に頭に入れておきましょう。

 というのも、真実と事実という言葉は、よく間違えて使われているからなのです。なにしろ、とても間違いやすいので、正確に使っている人は滅多にいません。その間違いを、あなたが犯してしまった場合、あなたは必ず自己分析に失敗してしまい、結果、自分を変えることが出来なくなってしまいます。この真実と事実の違いというのは、案外、理解されていないので、ここで比較してみましょう。




真実=ほんとうのこと。

事実=現実に起こったこと。存在する事柄。ほんとうのこと。





 どうですか? 違いが分かりますか? 分かりにくいですよね。概念としてはですね。真実とは、事実をも含んだものなんですよ。真実はほんとうのこと、全てを指し示す言葉なのです。しかし、事実はそうではありません。あくまで、実際に発生した出来事、及び、現に存在する事柄しか意味しません。たとえば、以下の一文は事実ですか? 真実ですか? 考えてみてください。そして、答えが出たら、下の文章に進んで答え合わせをしてくださいね♪





私はみんなに嫌われているに違いない。





 どうですか? 「人が怖い」と思っている人が、よく考えがちな一文です。もしかして、あなたもこのように考えているかもしれませんね。では、果たしてこれが事実か真実かどちらかというと・・・。これは真実の方なのですね。どうですか? あなたは正解できましたか? それとも不正解でしたか? いずれにしても、なぜ真実であるのかの説明を致しましょう。

 考えてもみてください。この「私」は、いったいどのようにして、みんなから嫌われているということが確実に発生していることを知ることが出来たのでしょうか? みんなに聞いて回ったのでしょうか? もし、仮にそうだとしても、人間の心の中など他人には分かりません。なので、この一文は「私」の憶測でしかありませんので、事実の語義である、「存在する事柄」ではないから、事実ではないのです。

 では、この一文のいったい何が真実なのでしょうか? 真実、すなわち、ほんとうのことなのでしょうか? それは、この「私」の頭の中に「私はみんなに嫌われているに違いない」という考えが存在するということなのです。ちょっと視点を変えてみると、なんとなく分かるのではいでしょうか?

 つまり、この文章そのものは真実でも事実でもなんでもない、ただの憶測なのですが、「私」がそう思っているということ、それ自体は、本当のことである。そして、その一文が意味する事象は事実ではない。であるからして、これは真実だというわけなのですね。

 と、まあ、このように分かりにくい事実と真実の違いなわけです。みなさんが混乱して誤用するのも、当然なのです。しかし、あなたは自分を救うために、この事実と真実を確実に区別出来るようにならなければなりません。なので、ここで、もう一つ、問題を出すことにしましょう。





私はいじめに遭い、警察に救われました。





 これは簡単でしょう? この「私」が虚言癖でない限りは。この一文は事実を示しています。実際に起きた出来事を表しているのですから。厳密に言えば、真実でもありますけども、まあ、あんまり考えても混乱するだけで無意味なので、このようなものが事実であると覚えておいてください。

 自己分析をする際に利用するのは、あなたの真実と事実のみですので、この二つをのみを分析していきましょう。憶測や妄想や願望、それ自体。非現実的なこと。事実ではないこと。これらはそれ自体は分析に用いず、あくまでも、事実と真実のみを用いて、自己分析していくことにします。それがあなたの真実に近づく道なのです。









6.「人が怖い」の分析


 さあ、これから、私と一緒に自己分析を開始ししましょう♪ 難しいことではありません。対象(今回はあたな自身ですね)を分析し、なんらかの結論を導き出し、新しい知識を獲得する喜びは、とても大きいものです。知る喜びは皆が持っていますし、あなたも、その喜びと共に、自己分析を楽しんで続けていけることでしょう。そして、それが、あなたの救いに繋がるのです(^-^)

 今回、分析するのは「人が怖い」という、あなたの心の中にある感情についてです。人が怖いと悩むあなたは、「どうして人が怖いのか」とか、「人が怖いのがどうすれば治るのか」とか、いろいろと悩み苦しんでいますよね。しかし、あなたは、とても大事なことを忘れているのです。それは、あなたの心の中の「人が怖い」という感情が、どのような意味なのか知らない、ということなのですね。

 その「人が怖い」という感情について、そのあなたにとっての概念について、あまりに無知すぎるのです。それなので、どうしても、解決法が見つからないのです。「人が怖い」という感情について、もう少し分析すれば、あなたにとって、「人が怖い」ということが、どのような意味なのかが分かり、それが分かれば、自ずと解決法も見つかります。そこで、ここでは「人が怖い」という感情を分析します。

 さて、「人が怖い」という場合、当然、そのような感情が発生する状況には、あなたとあなた以外の他人が存在します。その他人に対して、恐怖を抱いているのが、「人が怖い」という感情の発生経緯ですよね。あなたと他人との関係性において、この感情が発生するというわけです。

 ところで、「人が怖い」と言っている、あなたは、その怖い他人に直接、何かをされましたか? たとえば、暴力を振るわれた場合、あなたがその人を怖がるのは、至極当然なことですよね。これは病的に人が怖いというのとは違う、正常な範囲の反応であり、感情なわけです。

 しかし、あなたが困っている、「人が怖い」という感情は、このようなものではありませんよね。今、まさに暴力を振るわれたり、刀を持った男が襲ってきていたりといった、明らかに恐怖な状況の話ではありません。それよりも、もっと、他人の消極的なあなたへの反応のことではないでしょうか? あなたが困っているのは、このような類のものです。





・ 他人に睨まれている。

・ 他人に馬鹿にされているような気がする、

・ 他人に悪口を言われている。

・ 他人に自分が醜いと思われて、恥ずかしくて、人前に出られない。

・ 他人が自分を臭いといい、避けるのが辛い。

・ 他人の前で自分の食事をする姿を見られると嫌われるに違いない。

・ 他人は自分と話してもつまらないと思っている。

・ 友達など、できるはずもない。

・ 異性に好かれるはずなどない。

・ 世の中の全ての人は、自分のことを嫌いだと思っている。





 だから、あなたは「人が怖い」と感じているわけです。あなたが、このように感じてしまうようになったのは、きっと何か原因があったのでしょう。たとえば、いじめとか、ふいの暴力とか、様々な理由があったのでしょうね。とても辛い思いをしたのだと思います。辛かったですね。何もなければ、あなたは「人が怖い」などと思うことなく、人生を送れたことでしょう。とても悲しいですよね。

 しかし。過去は過去です。過去に何か辛いことがあり、あなたが現在、「人が怖い」と思うようになったとしても。現在、あなたが「人が怖い」と感じ、人と関係を築けないのは、悲しいかな、あなたが原因なのです。正確に言えば、あなたの心、さらに正確に言えば、あなたの思考が問題なのですね。なぜ、そうなるのかは、例文をよくよく観察してみれば分かると思います。分かりましたか?

 答えはですね。確かに、あなたがこのような感情に支配されているのは真実なのです。しかし、あなたが、他人に対して、このように感じているのは、あくまでも、あなたの憶測であり、想像であり、妄想とでも言っていいものです。事実でもなければ、真実でもなんでもないのです。あなたは、他人のことを分かった気になっていますが、他人の本心はあなたが思っているほどには正確に分からないのです。

 そのようなわけで、あなたの「人が怖い」という感情というものは、実は他人の感情や考えとは関係ない可能性があります。どんな他人が現れても、あなたは怖いと感じます。どれだけ善良な他人が現れてもです。善良な人は、あなたに害を及ぼしません。それにも関わらず、あなたは恐れを抱きます。このことから、あなたの頭には他人を悪人としか見られない思考回路があるということになります。

 現在のあなたは事実を事実と認識できず、自分の中だけの真実に支配されて、身動きがとれない状態になっているのです。そして、あなたの心の中の思考回路の問題であるからこそ、酷い状態の人の場合は、まだ見ぬ他人からの攻撃を恐れて、ひきこもったりするようになります。

 しかし事実は違うのです。世の中の人々は、いい人もいれば、悪い人もいて、たとえば街中ですれ違う人は、基本的に、あなたのことなど、どうでもいいと思い、気にも留めていません。それにも関わらず、「人が怖い」と感じてしまうのが、あなたの「人が怖い」という感情なのです。そして、その感情を生み出しているのは、あなたの思考回路ということになります。他人は関係ありません。あなたの問題です。

 あなたの思考回路の問題であり、あなた自身の問題なのです。なので、あなたが「人が怖い」と思う状態から、「人が大好き」になるために必要なのは、あなた自身が変わる必要があるのです。これは、あなた自身が抱える問題であり、であるからこそ、あなたが自分で責任を持ち、あなた自身の力で解決しなければ、どうにもならない問題なのです。





7.「人が怖い」という思考回路


 あなたの「人が怖い」という感情は、あなたの思考回路から発生していることが明らかになりました。これは他人の問題ではなく、あなたの問題であるということです。過去に何かあったから、「人が怖い」と感じるようになったとしてもです。その過去に、いくら責任を負わせても、あなたはよくなりません。あくまで、あなたが自分の問題と捉え、自分で責任を負って、自分で解決する問題なのです。

 ここでは、その思考回路が、どのようなものなのかについて、述べていくことにしましょう。というのも、思考回路がどのようなものかが分からなければ、その思考回路を変えることによって、「人が怖い」という感情を、消し去ることが出来ないからなのです。そして、それは、ここまで私と一緒にこられた、あなたならば、たいして難しいことではありません。

 さて、「人が怖い」というものの思考回路については、先に列挙して、述べたものです。ここでは、それについて、一つ一つ検討していき、どのような思考回路によって成り立っているのかを、それぞれ、一つの文章にしていくことにします。そうすることで、あなたの「人が怖い」という感情を生み出す思考回路が、より明らかになり、明らかになれば、それを改善する方法も見つかるからなのです。





・ 世の中の全ての人は、自分のことを嫌いだと思っている。





 この一文から分析していくことにしましょう。これは凄いですよね。世の中の全ての人に嫌われちゃってるんです。もしかしたら、親兄弟などは除いているのかもしれませんが、このような思考回路を持っていれば、当然、人を目の前にしたら、自分が嫌われていると思っているのだから、人に話しかけることも出来ず、人前で行動がぎこちなくなったりしますよね。結果、人に会うたびにその思考は強化されていき、人が怖くなります。

 そして、この思考回路というのは、対人恐怖、社会不安障害、社会恐怖、ひきこもりの方達の大部分が、持っているものなのです。なので、これは解決しなければなりませんよね。あなたも、たぶん、程度の差こそあれ、この思考回路を持っていると思われます。なので、もう少しこの思考回路について、正確に書いてみることにしましょう。そうするとこのようになります。





世の中の全ての人は、自分のことを嫌いだと思っている。
なぜならば、私は、誰にも好かれていないし、
いろんな人に、睨まれたり悪口を言われたりしているからだ。





 と、なるでしょうか。前述の思考に、あなたが考えている、その根拠を加えてみました。このような思考回路をあなたは持っているのです。自覚しているにせよ、していないにせよです。そして、この思考回路があるから、人前に出ると、「この人にも私は嫌われている」と感じます。そうして、人前で言動が上手くいかなくなってしまい、羞恥心などを抱き、人前に出るのが怖くなるのですね。

 『6.「人が怖い」の分析』で列挙した、他の思考回路の中の、あなたに一番適合している思考回路にについて、私がしたように、それらの根拠を考えて、文章を完成させてみましょう。あなたの中にある、「人が怖い」という感情を発生させる思考回路が、より正確な形で文章になりましたね。どうですか? 出来ましたか? マニュアル実行のために必要なので、きちんと作り上げてください。

 作り上げましたね? あなたは、今、あなたの心の中に存在する、「人が怖い」という感情を発生させる思考回路を、自己分析によって、こうして見つけたのです。この思考回路が、「人が怖い」感情を発生させる元凶です。そして、この元凶を、なんらかの方法で変化させることが出来れば、あなたは「人が怖い」感情から解放されます。次章でその方法を、私と一緒に考え、実行していきましょう(^-^)





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