「人が怖い」から「人が大好き」になるための マニュアル




2.意識改革



1.思考回路を並べてみましょう


 あなた達の意識の中には、「人が怖い」という感情を生み出す思考回路が存在しており、それが「人が怖い」と感じる原因であるということは、1章で述べさせてもらいました。あなた達の中にある、これらの思考回路が全ての元凶なのです。これさえなければ、あなたは人が怖いと思わなくなってきます。その思考回路を、再度、以下に列挙してみましょう。





・ 他人に睨まれている。

・ 他人に馬鹿にされているような気がする。

・ 他人に悪口を言われている。

・ 他人に自分が醜いと思われて、恥ずかしくて、人前に出られない。

・ 他人が自分を臭いといい、避けるのが辛い。

・ 他人の前で自分の食事をする姿を見られると嫌われるに違いない。

・ 他人は自分と話してもつまらないと思っている。

・ 友達など、できるはずもない。

・ 異性に好かれるはずなどない。

・ 世の中の全ての人は、自分のことを嫌いだと思っている。





 あなたの中にある思考回路を列挙してみました。1章の自己分析の最後で、この思考回路をより詳しく完全なものにしましたね。この2章、意識改革では、これらの思考回路一つ一つに検討を加えて、どのようにすれば意識改革できるのかを、あなたと一緒に考えていきたいと思います。そして、あなたはそれを実際に実行しましょう。そうすれば、あなたは「人が怖い」という感情から、いずれ解放されます(^-^)









2.「人が怖い」人、全員の中にある思考回路


 「人が怖い」人、全員に共通する思考回路があります。程度の差こそあれ、その思考回路が存在します。そして、それは上述したもののうち、もっとも、その適用範囲が広いものです。これさえなくなれば、「人が怖い」気持ちはかなり、弱まります。これだけで、もう治ってしまう人もいることでしょう。では、それはどのような思考回路なのでしょうか? それは、あなたが何度も見たものです。





世の中の全ての人は、自分のことを嫌いだと思っている。





 というものですね。これは「人が怖い」みなさんの心の中に強弱の差はあれど、存在するものです。この思考回路のせいで、人前に出ると、緊張したり、赤面したり、食事が出来なかったり、会話ができなかったり、その他、いろいろな症状が出て、その結果、あなたは「人が怖い」と認識するようになるのです。では、この思考回路が、どのようにして、人を怖くさせているのでしょうか。

 まず、あなたの意識には「世の中の全ての人は、自分のことを嫌いだと思っている」という思考回路がありますよね。そして、そんなあなたの前に、同級生が現れたとしましょう。そうすると、あなたの頭はとっさにこのような順序で思考するんですね。恐ろしいことに、無意識にです。それがどのようなものなのかを、以下に分かりやすく示しましょう。





同級生が、あなたの前に登場します。
   ↓
同級生という存在を思考回路に無意識に組み込む。
   ↓
世の中の全ての人は、自分のことを嫌いだと思っている。
   ↓
同級生も、世の中の全ての人の中の一人だ。
   ↓
世の中の全ての人が、自分のことを嫌っているのならば、
その中の一人である、同級生も自分のことが嫌いだ。
   ↓
同級生に嫌われていると思い、怖いと感じる。
   ↓
同級生という人を怖いと感じた、今回の経験が、
「世の中の全ての人は、自分のことを嫌いだと思っている」という思考を、
今回の経験で、あなたの意識の中で裏付けられることになり、
この思考回路はさらに強化され、人がさらに怖くなる。





 というような過程が、無意識にあなたの頭の中で起こっているのです。そのために、あなたは「人が怖い」と感じ続け、さらには、人に会うたびに、どんどん、「人が怖い」という感情が強くなるという悪循環を招いているわけなのです。だから、あなたは、なかなか「人が怖い」という感情から逃れることができないのです。この思考回路をどうにかしない限りはです。

 では、どうしたらいいのでしょうか。ここで、1章の「自己分析」でしつこく述べた、論理的思考と真実と事実が登場してくるのです。この3つが、思考回路をどうにかする、つまり変更したり、消し去ったりするために必要になってきます。ここまで、私のマニュアルを読んできた以上、あなたは既に論理的思考を獲得したはずですし、真実と事実の区別もつくようになっていますね?

 もし、なっていないのならば、先に進んでも仕方ないので、ちゃんと私があなたに勧めたように、しっかり書籍を読み、自己分析の方法を知り、論理的思考を獲得し、事実と真実の区別がきちんとつけられるようになってください。その上で、ここから先を読み進めてください。というのも、これらの能力が無い限り、先に進んでも徒労に終わる可能性が極めて高いからなのです。私のマニュアルをきちんと遂行してきた方のみ、私と一緒に先に進みましょう(^-^)









3.この思考回路の正体


 人間の感情というものは、環境や状況に応じて、誰の場合でも同じように自然発生的に生起してくるものだと思っているかもしれません。しかし、もし、そのような単純なものだったとしたら、同じ環境に身を置いた場合、皆、全く同じ感情を感じることでしょう。しかし、事実はそうではありません。たとえ、あなたにとって辛い環境にいても、全然辛く感じない人も大勢いるのです。

 では、なぜ、このような違いが生まれてくるのかといえば、それは、あなたとあなた以外の人達の、頭の中にある思考回路が違うものだからなのです。人間の感情というのは、何かが発生したら、それを認知し、その認知したものを、自分の思考回路というフィルターで通して、なんらかの結論を出し、その結果がよいものなら、気分がよくなり、悪いものなら、気分が悪くなるものなのです。思考回路が感情を生み出しているのですね。

 その感情を生み出す、あなたの思考回路が、あなたの場合は、他の人よりも脆弱なものだというわけですね。だから、あなたは他の人にとっては、なんともない状況でも「人が怖い」のです。他の人は、あなたのものよりも、簡単なことでは、揺らがない思考回路を持っているから、全然人が怖くないのです。あなたも、もちろん、そのようになりたいですよね。

 そのために、あなたの思考についてまず分析を加えてみましょう。あなたの中にある、「世の中の全ての人は、自分のことが嫌いだと思っている」という思考について、分析してみることにします。そのための武器として、あなたは論理的思考と事実と真実という概念を手に入れたのです。この頼もしい武器を使って、さっそく私と一緒に挑戦してみましょう。





世の中の全ての人は、自分のことを嫌いだと思っている。





 あなたは分かりますよね? あなたが意識しているのか、していないのか、私は知りませんけれども、少なくとも、「人が怖い」あなたの頭の中に、この思考が強く刻み込まれていることを。つまり、あなたが、意識的か無意識的かどうかは、ともかくとして、この思考の信奉者であることは真実なのです。そして、その結果、「人が怖い」感情に苛まれているのは事実なのです。

 さて、この文章をよくよく読んでみてください。何か感じませんか? 何も感じませんか? 私には、この文章が、漫才のボケと同じ類のものに見えます。ツッコミを入れたくなってきます。それくらい、この思考というのは、おかしいものなのです。なので、じっくりと見て、おかしいと思うところを頭に思い浮かべ、答えが見つかったら、続きを読んでくださいね。

 では、何がおかしいのかを挙げていきましょう。一つ目におかしいのは、このあなたが人を評価するために、絶対的な基準として信奉している、この思考が、事実でも真実でもないということなのです。では、なにかといえば、これは、「自分以外の全ての人が、きっと、こう思っているに違いない」という、思い込みであり、憶測なのです。あなたは、このような思考で人を評価していたのです。

 この思考は、極めて、それはもう極めて、不確かな、いい加減なものです。明白に事実でも真実でもありません。あなたは神様でもなんでもありませんから、世の中の全ての人の考えていることなど、絶対に分からないのです。なので、この思考は明白に誤りなのです。あなたが今まで、人を評価する時に基準にしてきた思考は、事実でも真実でもなんでもない、誤った思考だったのです。

 事実や真実というのは、不変であり普遍なものです。なので、事実や真実の思考を基準にして、あなたが生きてきたのならば、あなたの心は揺らぐことがないので、その思考は極めて強固に、あなたを支えてくれたことでしょう。

 しかし、あなたが基準としてきた思考は、憶測や思い込みという不確かで、いい加減で変わりやすいものだったのです。しかも、運が悪いことに、「人が怖い」という感情を生み出すものであったのです。あなたは、今後も、この思考を信奉し、それを基準にして生きていきたいですか? もちろん、嫌ですよね。人が怖くなくなりたい、あなたなのですから。

 ただ、もし、あなたが今の思考とは違う、事実や真実に基づいた思考によって、生きていこうとしても、急には変わることはできません。なぜならば、あなたは今まで、上述の思考を頼りにして、なんとか生き延びてきたのです。あの思考に依存して生きてきたのです。なので、簡単にはその依存心からは抜けられません。それは、とても厳しい道になります。

 それでも、あなたは変わらなければなりません。「人が怖い」という感情から解放されて、自由に生きられるようにならなければなりません。そして、いずれは「人が大好き」にならなければなりません。なぜならば、人間の幸せは、人々の中にあるからであり、だからこそ、あなたが幸せになるためには、「人が大好き」にならなければならないからなのです。









4.思考の訂正(1)


世の中の全ての人は、自分のことを嫌いだと思っている。





 この思考の誤りは、上述の通りです。では、それが分かった、あなたはどうしたいですか? この思考が「人が怖い」という感情を生み出す元凶ならば、当然、この思考以外の、よりよい思考を頭の中に入れて、その思考を基準にして、人が怖くなくなりたいですよね。そこで、ここでは、この誤った思考を訂正していくことで、より真実で、より事実で、より論理的なものに変えてみることにします。

 まず注目したいのが「世の中の全ての人は」という部分です。このような主部が、あなたの思考に登場してしまったのは、きっと、過去になんらかの原因があったのでしょう。それはいじめかもしれません。それは親子関係かもしれません。また、他の何かなのかもしれません。過去に何かがあったのは間違いありません。そうじゃなければ、このような思考はあなたに発生しないからです。

 では、どうして、いじめなどのせいで、このような思考が発生したのでしょうか。ここにあなたの不運があったのです。あなたは、過去の人間関係で受けた心の傷が、あまりにも深かったせいで、ごく少数の人間に心を傷つけられただけなのに、心の傷が深すぎたせいで、認識を誤ってしまい、拡大解釈をしてしまったのです。

 本来ならば、「自分を傷つけた人達は、自分のことを嫌っている」という、事実に基づく認識をするのでしょうが、心の傷があまりに深いと、人間はよく認識に誤りを犯すのです。そして、本来ならば、傷つけた人だけが怖くなるのです。

 しかし、あなたの傷はあまりに深く、自分の心を酷く傷つけられすぎた結果、傷つけた人だけではなく、全ての人間がそうであると、ここで思い込んでしまったのです。そうして、出来上がったのが、冒頭のあの思考だというわけなのです。このように、人はごく一部の事例なのに、それを全てのことと思い込む誤りを、ちょくちょく犯します。一部の人間のことを、全ての人間のことなのだ、というように。

 なので、まず、この「世の中の全ての人は」の部分は、こう変えるべきでしょうね。「過去に意図的に自分を傷つけた人は」というように。では、あなたを傷つけた人間以外の他の全ての人間は、どのような性質を持っているのでしょうか? これは、あなたには分かりませんよね? もちろん、私にも分かりません。誰にも分かりません。しかし、分からなくても、確実なことということはあります。

 考えてもみてください。どの国の言語にも、「いい人間」と「普通の人間」と「悪い人間」という人間の性質を示す言葉があるということを。有史以来、数千年の長い年月で培われてきた、我々人類の言語が示しているところからすれば、人間には、少なくともこの3種類の人間が確実に存在すると考えられます。人類が数千年かけて出した結論がこれですから、あなたもこのことを信じてみましょう。

 そうすると、このような文章が出来上がってきます。「人間には、いい人も、普通の人も、悪い人(この中には、過去にあなたを傷つけた人も含みます)もいる」というものです。これは充分すぎるほどに、信じるに値するものです。





5.思考の訂正(2)


世の中の全ての人は、自分のことを嫌いだと思っている。





 「5.思考の訂正(1)」では、上の文章の「世の中の全ての人は、」の部分を、「人間には、いい人も、普通の人も、悪い人もいる」というように訂正しました。ここでは、残りの「自分のことを嫌いだと思っている」の部分を訂正していき、最後に一つのより真実で事実で論理的な文章に組み立てて、あなたに提示したいと思います。それが、現在の僕の思考であり、僕以外の人が怖くない、大部分の人の思考でもあるのです。

 さて、「自分のことを嫌いだと思っている」をどのように訂正していくのかですが、これはとても簡単なことです。というのも、既に主部が訂正されたのですから、この述部は、新しい主部に合わせて、訂正すればいいからです。訂正された主部は「人間には、いい人も、普通の人も、悪い人もいる」です。これを文章化するために、「人間には、いい人も、普通の人も、悪い人もいるのだから、」とでもしましょうか。

 この文章の続きが「自分のことを嫌いだと思っている」だと、意味が通らなくなりますよね? となると、「いい人や普通の人は、自分を好きだ」でしょうか? これも違いますね。いい人や普通の人でも、あなたとの相性というものがありますから、嫌いになって傷つけはしないでしょうが、必ず好きだとは言い切れません。ただ、「いい人や普通の人は、意図的に自分を傷つけはしない」というのは正しいです。これを文章化すると、





人間には、いい人も、普通の人も、悪い人もいるのだから、
悪い人以外は、意図的に自分を傷つけはしない。





 このような思考があなたの頭の中に定着すれば、あなたは以前より、確実に以前よりは人が怖くなくなることでしょう。このように考えているのならば、実際に人が現れた時、その人を吟味して、悪い人だったら恐れるでしょうが、そうじゃなければ、恐れずにいられるようになるのですから。人が怖くなくなるための思考を獲得したいのならば、これだけで充分です。

 しかし。あなたが求めているのは、それだけじゃありませんよね。このマニュアルを読んでいる以上、あなたが求めているのは、ただ単純に人が怖くなるだけではなく、その上、さらに「人が大好き」になることです。この場合、上述の思考では、まだ少し不完全だということになります。世の中の大部分の人を恐れなくはなりますが、「人が大好き」になるまでには、なりません。

 ところで、あなたは、なぜ、人に嫌われることを、そんなにも恐れるのですか? 別に人に嫌われてもいいじゃないですか。嫌われたところで、死ぬわけでもないのですし。人は一人では生きてはいけないといいますが、実際は一人でも生きていけます。ただ孤独なだけですからね。

 それにも関わらず、あなたが人に嫌われることを、そこまで恐れていたのは、その裏返しに、あなたの人に受け入れられたいという、非常に強い欲求があったからなのです。そして、それが満たされないから、嫌われるのが怖くて仕方がなかったのです。人嫌いの人だったら、嫌われても困りません。しかし、あなたは人が大好きで仕方ないから、人に嫌われることを、そんなにも恐れているのです。

 そのように考えると、あなたにふさわしいのは、人に受け入れられるということです。しかし、「悪い人以外は、人に受け入れられる」と断定することも出来ませんよね。いい人でも、あなたを受け入れない人はいるのですから。そこで、このような文章が思い浮かびます。「いい人や普通の人には、受け入れられる可能性がある」というものです。あくまで可能性です。

 が、可能性があるのは真実ですので、あなたの心に据える思考としては、素晴らしいものではないのかと思います。そして、この一文から、悪い人を除外しておいたのは、あなたは、言うまでもなく悪い人に受け入れられたいとは思っていないからですね。このようにして出来た文章を、全て繋げてみると、以下の一文になります。これが実は、私や私以外の大部分の人の、頭の中の思考です。





人間には、いい人も、普通の人も、悪い人もいるのだから、
いい人や普通の人には、受け入れられる可能性がある。






 とりあえず、この思考をあなたが人を評価する際の大前提として、あなたの心の中に据えておけば、「人が怖い」という感情は、面白いように消滅します。見知らぬ人に話しかけられるようにもなりますし、同級生や同僚に話しかけられても物怖じしないようになりますし、話しかけることも、当然可能になってきます。なぜならば、このような思考を基準にすると、以下のような経過を辿るからです。





人と遭遇する。
   ↓
人間には、いい人も、普通の人も、悪い人もいるのだから、
いい人や普通の人には、受け入れられる可能性がある。

   ↓
この人と話して、人間性を吟味してみる。
   ↓
悪い人ではないみたいだ。いい人か普通の人だから、
私は受け入れられる可能性がある。
   ↓
この人と、いろいろ話してみる。
   ↓
仲良くなる。もしくは、仲良くなれないものの知り合いにはなる。
   ↓
人って怖くないんだと実感する。
   ↓
「人が怖い」感情が発生しない。





 このように、「人が怖い」ということがなくなるのですね。しかし、実際に、この素晴らしい思考を身に着けるのは、すぐに出来るものではありません。身に着けるための方法というものがあります。それは、次章以降で明らかにしていくことにします。その方法をあなたが実際に試してみたならば、あなたの心の中に、しっかりとこの新しい思考が刻み込まれ、人と接することが怖くなります。

 次からは、他の思考について、一通り検討を加えていき、よりよい思考を、あなたに提示していこうと思います。そうすることで、あなたが、もし、ひきこもり、対人恐怖、社会恐怖、社会不安障害、会食恐怖などに悩んでいる方だったのならば、それを治すのに、とても効果的だからです。





6.他人に睨まれている、馬鹿にされている、悪口を言われている


 対人恐怖症の中には、視線恐怖症というものがあります。主な症状は、外出していると、道行く人たちが、自分を見ている、自分を睨んでいる気がして、馬鹿にされているような気がして、人が怖い、というものです。また、道行く人に自分が悪口を言われていると感じる人もいます。このような人たちの思考には、一貫したものがあります。それは、以下のようなものです





全ての人は必ず私のことを見ている。
そして、私が変だと感じ、馬鹿にして笑ったり、悪口を言ったりする。





 さあ、私のマニュアルをここまで読んできたあなたならば、この思考を、より事実に真実に即した、論理的なものに訂正するのは、もはや簡単なことでしょう。あなたが、もし、対人恐怖症の方ならば、自分で実際に思考し訂正してみてください。そして、その訂正したものを、自分によく言い聞かせましょう。それでは、私がこれから訂正していくことにします。

 この思考は明白に誤りですよね。他人は、あなたのことなど、どうでもいいのです。誰もあなたのことを、そんなに見ませんし、もし仮に見たとしても、見ただけで、なんの感情も抱きませんから、馬鹿にしたり、悪口を言ったりしません。そして、何より、全ての人が見ていると思うところが、あなたの自意識過剰なところを示しています。

 もちろん、中には例外もあります。一部、頭のおかしい人は、通りすがりの人を睨みつけたり、馬鹿にしたりします。しかし、あなたは、そのような人にまで、好かれたいですか? 受け入れられたいですか? 愛されたいですか? けっして、そうではありませんよね。なので、そのような人たちは、あなたの思考から、シャットダウンしましょう。事実、世の中のほぼ全ての人は、通りすがりのあなたに関心を示していないのですから。

 このようなわけで、この思考がいかにおかしいものであるのかが、よく分かると思います。あなたが自己分析して、自分の中にこのような思考があると認識したのならば、それを訂正しなければなりません。もう、あなたは、どのような思考に訂正すればいいのかお分かりでしょうが、最後に、一応、私がどのように訂正したのかを記しておきます。





通りすがりの私のことを、見る人もいるが、見ない人もいる。
見た人も、極めて一部のおかしい人を除いては、
通りすがりの私を気に留めないのだから、気にすることはない。





7.自分が臭い、醜いと思われている


 人間がこれだけいれば、病気の種類もいろいろあります。その中に自己臭恐怖というものがあります。これは自分が臭いと思い込み、臭い自分は人に嫌われると思い、人が怖くなる病気です。また、醜形恐怖という病気もあります。これは、自分が醜いと思い込み、人に醜いと思われることを恐れる病気です。どちらも、実際は、臭くもなければ、醜くもありません。当事者の思い込みです。

 もし、あなたがこれらの病気ならば、あなたの思考に問題がありますから、あなた自身の問題ですので、あなたが変わるより他はありません。あなたは、自分が臭い、醜いと思い込んでいるのです。あなたが臭い、醜いというのは、あなたの真実ですが、それは、あなた以外の人にとっては、真実ではありません。事実でもありません。何度も言いますが、それはあなたの思い込みなのです。

 そして、仮に思い込みではなかったとしましょう。あなたが実際に臭かったり、醜かったりしたとします。そして、あなたを避ける人が現れたとしましょう。その時、あなたはやっぱり悲しいですよね。そして人が怖くなってしまいますよね。でも、あなたは、そのような失礼で、はっきり言えば馬鹿な人に好かれたいですか? あなたは、そのような人が好きですか? 嫌いですよね? だったら、別に受け入れられなくてもいいじゃないですか。

 実際にあなたが臭くても醜くても、そんなことは一切気にせず、あなたを受容し、優しくしてくれる人も必ず、この世の中にはいるのです。醜いこと。臭いこと。これは、人がどのような人間なのかを判断するために、とても役立ちます。むしろ、あなたのその特徴は便利なのです。あなたにどう接するかによって、相手の人の人間性が分かるのですから。

 あなたは人間性の素晴らしい人を、見つけやすいのです。あなたへの接し方で、相手の人間性がすぐに分かるのですから。ですので、あなたは、素晴らしい人に恵まれる運命にあります。なので、臭いことや醜いことは、むしろあなたの武器になりますので、それを誇ってもいいのです。なので、別に臭くても醜くても、堂々としていればいいのです。あなたは以下の思考を身に着けてください。





臭くても、醜くても、私は受け入れられる可能性がある。





7.自分の食事をする姿を見られると嫌われるに違いない


 会食恐怖、もしくは会食不能と呼ばれる症状があります。これは、人前で食事をすると、自分が笑われたり、馬鹿にされたり、嫌われたりするとしか思えなくて、人前で食事をすることが怖くなり、実際に、人前で食事が出来なくなってしまう症状のことです。もし、あなたがそうならば、ちょっと、これから私が話すことを読んでみることを、お勧めします。

 まず、あなたはどうして、あなたが食べる姿を、人が見ていると思っているのでしょうか。そこから、考えてみてください。どうして、あなたが食べる姿を、みんなが見ていると思うのでしょうか。あなたの食べる姿が、よほど美しいマナーなのでしょうか。それとも、よほどマナーが悪いのでしょうか。そうではないですよね。あなたは普通に食事しています。

 それにも関わらず、あなたが人前で食事をできないのは、過去の食事中に何かがあったからなのでしょう。それが何かは私は知りません。ですが、あなたは知っています。知らないかもしれません。むしろ、過去はどうでもいいことです。大事なことは、今後のために、今、何をするかということと、これからのあなたの、素晴らしい食事の時間なのですから。

 あなたは普通に食事をしているのだから、誰もあなたの食事姿など、気にも留めません。まずは、それを理解してください。次に、何かを食べている音も外に漏れていませんから大丈夫です。もっといえば、食事をしているしていないに関わらず、あなたはそんなに注目されていません。あなたが芸能人ならともかくとして、あなたはごく普通の一般人なのでしょうから。

 そのように考えていくと、あなたの問題点が見つかってくると思います。あなたの場合、極度に自意識過剰です。次に人に嫌われることを極度に恐れています。このような場合、あなたの頭の中にある思考というのは、「全ての人が私を見ていて、私の一挙手一投足を気にして、馬鹿にする」というような類のものです。が、これは、もう、ここまで読んできたあなたには言うまでもなく、誤った思考です。この思考は、以下のように変えてしまいましょう。





私に注目する人なんて滅多にいなくて、
私の食事の様子なんて、まず誰にも見られていないのだから、
いつもどおり食事していれば問題ない。





8.友達、恋人が出来るわけがない


 自分に友達ができるわけがない。恋人ができるわけがない。そのように考えてしまう人が、この世の中には、結構大勢いるものです。昔の私もそうでした。しかし、待ってください。あなたは予言者ですか?

 確かに過去はそうだったかもしれません。また過去の経験から推測して、将来もきっとそうだと思うこともできるでしょう。ですが、実際は将来、どうなるのかなど、あなたには絶対に分かりません。あなたに友達や恋人が出来る可能性はあるのです。

 問題は過去ではないのです。今、どうして、これからに繋げていくかなのです。その結果、友達や恋人が出来るかもしれないし、出来ないかもしれませんが、いずれにせよ、将来、友達や恋人が出来る可能性はあるのです。あなたは、「出来るわけがない」と決め付けていますが、それは誤りです。可能性は誰にでもあるのですから。なので、思考を以下のように変更しましょう。





私には友達や恋人が出来る可能性がある。





9.最後に


 さて、ここまで私は、あなたの現在の思考を訂正し、真実や事実や論理に適った、新しい思考を提示してきました。あなたがもし、これらの思考をいいものと感じたのならば、それを頭の中に入れておいてください。これは、実は私が過去に自分を分析し、自分の「人が怖い」感情を生み出す思考を発見し、それを訂正して新しい思考を作り上げ、意識改革したものと全く同じものです。なので、それなりに効果はあると思います。

 そして、これまで、私が書いてきた、新しい思考というものは、一人の私という人間の誤った思考を分析し、それを原点にして、生み出されたものだけあって、一つ一つが関連しているのです。なので、これらの思考を繋ぎ合わせてみると、面白いことになります。これらの思考を繋ぎ合わせたものを頭に入れていることが、今の私が人が怖くなくなった原因なのです。それは以下の通りです。





・通りすがりの私のことを、見る人もいるが、見ない人もいる。
 見た人も、極めて一部のおかしい人を除いては、
 通りすがりの私を気に留めないのだから、気にすることはない。
   ↓
・また、臭くても、醜くても、私は受け入れられる可能性がある。
   ↓
・さらには、私に注目する人なんて滅多にいなくて、
 私の食事の様子なんて、まず誰にも見られていないのだから、
 いつもどおり食事していれば問題ない。
   ↓
・そして、人間には、いい人も、普通の人も、悪い人もいるのだから、
 いい人や普通の人には、受け入れられる可能性がある。

   ↓
・だから、私には友達や恋人が出来る可能性がある。





 このような思考が私に完全に定着したおかげで、私は「人が怖い」と感じることが、一切なくなったのです。あなたも、僕と同じように、このような思考を頭の中に定着させることが出来たならば、人が怖くなくなります。どのように定着させるかは次章以降で書いていきますが、私の思考でいいのならば、そっくりそのまま、あなたに差し上げます。あなたが、この思考を手にしたならば、私のように人が怖くなくなりますし、いずれは「人が大好き」になれることでしょう。

 ただ、ここまで読んでこられたあなたは、自己分析をして発見した、自分の中のあやまった思考を、どのように訂正して、意識改革していけばいいのか、よくわかったことと思います。私がこのマニュアルで書いたものは、あくまでも私がその方法を、あなたに示すために書いたものです。ですから、簡便に書いていますので、説明不足な部分もあるかもしれません。

 ですので、あなたは、自分の力で自己分析して、「人が怖い」感情を発生させる、現在のあなたの頭の中にある思考を、自分の力で見つけ出し、自分の力で文章にしてみてください。そして、その誤った思考を、自分の力で、より真実で事実で論理的な思考に訂正し、それを自分に言い聞かせるようにしてください。その新しい思考を、しっかりと頭の中に入れておいてくださいね(^-^)





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